[NDS] ウィザードリィ ~忘却の遺産~ | レビュー

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ウィザードリィ ~忘却の遺産~

ウィザードリィ ~忘却の遺産~

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リファイン版『ウィザードリィ ~生命の楔~』 / 4

 

特徴

  • 古典的
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  オールド感が漂う古典的な3DダンジョンRPG。

  言わずもがな、至ってシンプルな作りである為、
良く言えば無駄がない、悪く言えば地味。

  • ダンジョンRPGのタイプ

  1つのダンジョンをストイックに潜るタイプのダンジョンRPGではなく、
シナリオの進行によって潜る事が出来るダンジョンが増加していくタイプのダンジョンRPGである。

  • オートマッピング
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  マップ(地図)を自動的に埋めていく"オートマッピング"システムを搭載している。

  • シナリオ
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  前作である『ウィザードリィ ~生命の楔~』と舞台、時間軸が共通であり、
シナリオがクロスオーバーするという仕様である。
  前作に登場したキャラクター(&PS3版キャラクター)も登場する。

  • キャラクターメイク
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  一般的な3DダンジョンRPGと同様に、
プレイヤー自らがオリジナルのキャラクターを作成し、プレイする事が出来る。

  但し、内容としてはシンプルなもので、
名前、種族、性別、職業を決めるのみという仕様である。

  他の3DダンジョンRPGタイトルで見受けられる事がある、
年齢や性格(属性)といった項は存在しない。

  • 転職

  一般的な3DダンジョンRPGと同様に、
条件さえ満たしていれば、街の施設である訓練所で
いつでも転職を行う事が出来る。

  • アイテム&ゴールド

  一般的な3DダンジョンRPGとは違い、
アイテム&ゴールドは、パーティー共通で所持するという仕様である。

  • レベルアップ

  一般的な3DダンジョンRPGと同様に、
敵を撃破し、経験値を得るだけではレベルは上昇せず、
帰還し、街の施設である宿に宿泊する事で上昇する。

  • ロスト
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  キャラクターが死亡してしまった場合には、
何かしらの方法で蘇生させる事になるが、
それなりの確率で蘇生に失敗してしまう事もあり、
失敗してしまった場合、対象のキャラクターは"灰"と化してしまう。

  灰と化したキャラクターは、
街の施設である寺院でのみ蘇生させる事が出来るのだが、
稀に寺院でも蘇生に失敗してしまう事があり、
灰状態からの蘇生に運悪く失敗してしまった場合、
対象のキャラクターは文字通り消滅してしまう"ロスト"という概念が存在する。

  但し、ゲームをクリアするまではロストというシステムが解禁される事は無い。

  ちなみに、前作では寺院での蘇生時に
強制的にセーブが行われてしまうという仕様であったが、
今作では撤廃されており、寺院へと立ち寄る前にセーブを行っておけば、
蘇生が成功するまでリセットし続けるという行為を行う事が可能となっている。

  • 全滅

  パーティーが全滅してしまった場合、一般的な3DダンジョンRPG的には、
死体はダンジョン内に残されたままとなる事も多いのだが、
このタイトルでは自動的に回収され、街からの再開となる。

  • スキルや呪文の習得方法

  レベルに応じて自動的にスキルや呪文を会得していくという
一般的なRPGの仕様とは違い、このタイトルでは、
街の施設である商店で"素"となるアイテムを購入し、
使用する事で習得する事が出来る。

※条件を満たしている場合にのみ習得する事が出来る。

  • 連携攻撃

  "呪文"と"アクティブスキル"の組み合わせで
"連携攻撃"が発動するというシステムが搭載されている。

  前作とは違い、発動が運任せではなくなり、必ず発動するようになった。

  • 半オート戦闘

  (物理攻撃のみの)自動戦闘を行う機能は撤廃されてしまったが、
その代わりに戦闘コマンド入力後のログ送りを
エフェクト非表示状態で自動的に行わせる事が出来る
"FASTモード"という機能が搭載された。

  • トラップ
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  ダンジョン内にはリアルタイムで動作しているトラップが配置されており、
タイミングを計り移動しなければならないという状況が存在する。

  • タッチペン操作

  NDSタイトルらしく、
タッチペンを使用して解決する謎解きが存在する。

  • アチーブメント
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  モンスター図鑑といったプレイデータを閲覧する事が出来る
"アチーブメント"という機能が搭載されている。

 

+ポイント

  • リファイン版『生命の楔』

  前作である『ウィザードリィ ~生命の楔~』はシステム面に多々の難点を抱えており、
遊び辛いゲームと言わざるを得ない出来であったが、
今作では大分改善されており、"前作に比べれば"遊び易いゲームとなった。

  • 前作からの変更要素、今作からの新要素

[新要素]

・ダンジョン内を"高速移動"する事が可能となった。(前進時のみ)
・プレイデータを閲覧する事が出来る"アチーブメント"が搭載された。
・戦闘コマンド入力後のログ送りをエフェクト非表示状態で自動的に行わせる事が出来る"FASTモード"という機能が搭載された。

[変更要素](修正点)

・既存ネームドキャラクターでのプレイが前提という仕様ではなくなった。
・起動時のロゴをスキップする事が出来るようになった。
・キャラクターのアイコン(顔グラフィック)が性別毎に6種類用意され、選択する事が可能となった。
・キャラクターのアイコン(顔グラフィック)を非表示にする事が可能となった。
・特定の場面でカーソルの位置を記憶するようになった、
・キャンプ画面でアイテムや呪文を使用する際の仕様が変更され、連続で使用する事が可能となった。
・キャンプ画面で呪文やスキルを使用する際のキャラクター選択の仕様が変更され、操作が容易となった。
・町の施設である商店でのアイテムの識別が個別ではなく一括識別になり、識別に掛かる時間が短縮化された。
・町の施設である寺院での蘇生時に行われていた強制セーブの仕様が撤廃された。
・ダンジョンの全階層にセーブポイントが設けられ、ゲームを中断し易くなった。
・戦闘画面で半自動ログ送りを行う事が可能となり、連打が必須であったログ送りについての問題が改善された。
・連携攻撃の発動が運任せではなくなり、必ず発動するようになった。

  • チュートリアル

  ゲームの冒頭ではチュートリアルが表示され、
3DダンジョンRPG独特のシステムに関する説明も行われる。

  初心者へ対しての配慮が感じられる点は、単純に評価する事が出来る。

 

気になる点

  • リファイン版『生命の楔』

  前作である『ウィザードリィ ~生命の楔~』を踏襲し過ぎている感があり、
"マイナーチェンジ"と言うよりかは"焼き直し"といった印象を抱かせる仕様である。

  • サラの冒険
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  パーティーには"イベント要員"として「サラ」というNPCが同行する事になるのだが、
シナリオは「サラ」を中心とした内容のものが展開される事になる為、
前作の「カイの冒険」仕様(※)とそれ程大差がないと言えない事もない仕様となっている。

※前作には主人公が存在し、シナリオに関しても、その主人公の"カイ"を含む
メインキャラクター6人を中心とした内容のものが展開される。

  • テンポが悪い

  何をするにも"間"が発生し、全体的に"もっさり"していると言える。
(前作からこの点は改善されていない)

  • 商店で装備アイテムを購入する際の仕様

  商店で装備アイテムを購入する際に、
ステータスの何がどう変化するのかという詳細を確認する事が出来ない点は不便に感じる。
(前作と同様)

  • 高速移動の仕様

  ある意味ではリアル志向の仕様と言えるが、高速移動は前進にしか対応していない。

  • 前作からの改悪点

  "前作に比べれば"遊び易いゲームとなったが、
その一方で前作よりも悪くなった点も見受けられる。

[改悪点]

・(物理攻撃のみの)自動戦闘を行う機能が撤廃された。
・町の施設である寺院での蘇生時に行われていた強制セーブの仕様が撤廃された。(※)

※ウィザードリィルネサンスのコンセプトに反する動きであり、
プレイヤーによっては改悪と感じるかもしれない。

  • 使い回し

  前作からあらゆるものが使い回されている。

  • 使い回し(2)

  モンスターグラフィックの多くが、
ウィザードリィルネサンスシリーズ内で使い回されている。

  • アチーブメント

  モンスター図鑑といったプレイデータを閲覧する事が出来る
"アチーブメント"という機能が搭載されているが、
どの項目も最小限の内容を表示するに過ぎないといった程度であり、微妙な存在となっている。
(搭載されていないよりかは良いのだが)

 

総評

  ウィザードリィのブランド再生を謳う
"ウィザードリィルネサンス"の第3弾タイトル。

"前作に比べれば"遊び易いゲームとなったが、
キャラクター性を全面に押し出していた前作からの反動で、
華やかさに欠けているような印象を受け、
プレイヤーによっては前作以下の評価となるかもしれない。

  前作と同様にウィザードリィフリークや
無類の3DダンジョンRPGプレイヤーには逆の意味で奨めておきたいが、
無難で微妙なタイトル故に、一般的なプレイヤーへ対しては、正直奨め辛いものがある。

  総評としては、「普通」。

タイトル
ウィザードリィ ~生命の楔~ | Wizardry ~生命の楔~
対応機種
Nintendo DS
ジャンル
3DダンジョンRPG
プレイ人数
1人
発売日
2009年11月19日
CERO
B(12歳以上対象)
メーカー
Genterprise
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